2007年11月06日

『叱るという事』

今テレビではバレーボールのワールドカップが行われており、日本代表は札幌でも試合をする事になっているようです。私もぜひ行きたかったのですが、仕事の都合でどうしても無理でしたもうやだ〜(悲しい顔)

バレーボールやバスケットボール等のインドア競技は監督の戦略やアドバイスが観客にも聞くことができるスポーツです。テレビでも、柳本監督が選手を鼓舞したり、気を引き締めさせたりする姿や言葉がけを見ることができ、指導者である私にとって非常に勉強になる事が多いです。

日本代表の練習風景をテレビで見たのですが、柳本監督は練習中は鬼のように厳しい指導をしていました。それは自らが選手の時にオリンピックで銅メダルを逃し4位になった事で、相当高いレベルでの『心技体』が必要であることを実感したからだそうです。

私も選手には時々叱り、はっぱをかけますが、この『発破』とは、昔鉱山などを火薬で爆破させた事から言われるようになったそうで、選手にとって叱る事が良い意味での『火薬』になってくれればとの愛情があります。

『愛』という漢字の由来を見てみると、

「旡(人が胸をつまらせてのけぞったさま)+心+夂(足をひきずる)」の会意兼形声文字で、心が切なく詰まって、足もそぞろに進まないさま。

だそうです。つまり自分の思いを伝えたくてもそれがなかなかできなくて進みたくても先へ進めずにいる人の心が『愛』なのです。

選手を叱ると言う事は指導者にとっても辛い事です。ですが褒める事が80の力で、叱る事が100の力が出る状況であれば、それは叱るべき事なのでしょう。それを120の力にしてくれる選手がいるからこそ、今ある事を一生懸命に取り組むことができるのです。

ただし、ある程度の人間形成をされた選手に対し有効な手段で、あまり小さい選手にはこういったコーチの感情は伝わりにくいようで、先日も「君たちにがんばってほしいからこそ叱るんだぞ!わかるか?」と言ったら9歳の女の子の選手に、「先生、よくわかんない・・・」って言われてしまいましたあせあせ(飛び散る汗)

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2007年10月31日

『負ける美学』

「コーチ、最近全然タイムがでないんですけど・・」

昨日、一人の選手からそんな言葉が出てきました。ここ最近の大会でベストが出なくて、本人も不安があるのでしょう。

私には一つの自論があります。

   『スポーツも人生も負ける事の方が多い』

今は日本シリーズ真っ最中ですが、バッターは3割打てば一流と言われます。これは反対に7割は打てていない事を意味します。つまり3回のうち2回は負けても1回のヒットを打ち続ける事が3割バッターの条件なのです。

 「イチローでも3回のうち2回は負けているんだよ。大切な事は負けても1本のヒットを打ち続ける事に集中できるかだと思う。だから今結果が出ていなくても全国大会の大舞台で1本の大きなホームランが打てたらすごいんじゃないかい?」

そんな事をその選手に話しながら競走馬の『ハルウララ』の事を思い出し、今日選手みんなに話をしました。

 「ハルウララという競走馬は現役で113連敗し、一度も勝てずに引退した。結果が出なければ命を処分されてしまう、そんな究極の世界で、世間からは【負け組】と言われても『1勝』を求めて毎月毎月、必死に走る姿は人々に感動を与え、決して速い馬ではなかったけど強い馬だったと先生は思う。負けてもそこからまた頑張る姿に【負け組の星】と言われる様になったんだ」

勝負の世界、やはり勝利する事こそが一番だと思います。松坂が「シーズン通してあまりいい結果が出なかったけどワールドシリーズで優勝できたから、大満足です」と言っていた事が物語るように、『常に勝つ』のではなく、『最終的に勝つ』事が重要で、その過程に『負ける事』を自分の中に受け入れる心が必要だと思っています。

『受身』

   柔道の基本は受身
   
   受身とは ころぶ練習
          負ける練習
          人の前で恥をさらす練習

               相田みつを

今のこの時代、転ばないように、負けないように、恥をかかないように生きている人間が多いように思います。でも大切な事は転んでもまた立ち上がれるように負けてもくさらないように恥をかいても自分がダメだと思わないように生きることが大切であり、コーチや親がそれを教える事ができれば、子供はもっと伸び伸びと生きることが出来ると思います。それが私の思う『負ける美学』です。



posted by 日刊吉田 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝えたい事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

『才能』

私の自論ですが『才能』とは3つあるというお話をしたいと思います。スポーツは競技である以上必ず優越を付けなければなりません。私は今まで沢山の選手と出会い、話し合い、練習を共にしてきました。その経験からトップ選手といわれる選手の才能で共通する点がありました。

         @『身体能力の才能』
         A『努力できる才能』
         B『継続できる才能』

@の身体能力の才能はスポーツ選手にとって重要な才能の1つだと言えます。身長がある・柔軟性が高い・パワーがある・キックが強いetc・・・

Aの努力できる才能も私は絶対に必要であると断言できます。いくら高い身体能力を持っていても努力する事が出来ない選手は先が見えていると思います。

Bの継続できる才能、これが私にとって最重要の能力だと思っています。結局は続けていなければ自分の才能は伸ばす事ができないからです。

私は今までとても高い身体能力がある選手が理由は様々ですが水泳をやめていった例をたくさん見てきました。また努力を重ねても記録が伸びず辞めていった選手も見てきました。

結局辞めてしまったらそこで終わりなのです。辞めることで新たな道を見つけたり、新たな事を感じたりする事があるのは事実です。しかし、どんなに身体能力が高くても努力を重ねても辞めてしまったらそれまでの道はそこで終わりなのです。ですから私は継続できる才能がある選手が最終的に結果を残す選手だと常々言い続けています。
私も他の人を見て自分が劣っている所が多々ありますし、正直自分の能力の無さに落ち込んだり、他の人に嫉妬したりします。
ですが好きな事はどんなことがあっても努力を怠らず継続する事が大切なんだと感じています。実際私は水泳を5才からずーっと続けていた事が今の仕事に結びついていたのですから。

つまり身体能力もあり努力もでき継続ができる全てを兼ね備えた選手が『天才』と呼ばれる人なんだろうな〜って思うのです。私は出来ない事や上手くいかなかった事があった時は必ずこう自問します。

「もっと身体能力、知識は高められないだろうか?」
「もっと努力できないだろうか?」
「ここであきらめて辞めていいのだろうか?」

先日会員さんから「ブログよく続いているね!」とお褒めの言葉?を頂きました。私は意外と気に入った事は続くタイプらしく忙しい中でもこのブログを書く事は楽しみの時間となっています。文章も乱文ですが、少なくても『継続』という才能が自分にある事を信じて続けていこうと思います。
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2007年09月26日

『社長からの一言』

うちのスイミングスクールは半期に1度社長と面談する機会がある。
社長は生粋の『コーチ』であり現在社長になってからもコーチに対するアドバイスを沢山くれる。今日もこんな一言をもらった。

『子供は遊びの天才』

本来スイミングスクールは遊びの場であり子供が楽しく泳ぐことを体感する場所である。子供はどんな小さな物でもどんな狭い場所でも何かの遊びを見つける。大人は見つけることの出来ないような感性を持っている事を常に理解しなければいけない。水泳も同じで、子供が上手に泳いでいるかを目で見るだけ(形だけ)ではなく耳で聞く(感情)事をしなければならない。大人の目線はそれまでのその人の経験と知識から入ってしまう。だからこそ子供に聞かなくてはならない!

「楽に泳げたかい?」「速くなったかい?」「楽しいかい?」「コーチの言った事わかったかい」

こういった確認をする授業を心がけて欲しいとの話には本当に感動した。
今いる世間の子供たちの犯罪が新聞に取り上げられているが、本当に子供たちだけが悪いのだろうか?大人は、親は、自分の『目』でしか子供を判断していないだろうか?子供に今どんなことを思っているか『耳』で聞いているだろうか?
会話をする事だって子供にとっては『遊び』になるはず。そんな天才達と明日も授業で遊ぼうと思う。
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